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ダム工事においてカッター工事の出番とされるのは、主に既存のダムの本体や堰堤などの一部分を撤去して造り直すという場面や、またダム湖に仮設された桟橋の撤去などにも用いられます。
そうした撤去工事において求められるのは、撤去するコンクリートをクレーンで搬出できるサイズに切断できる能力。コアドリルやワイヤーソーなどを用いて、4トン~7トン程度の大きさにすることが出来れば、撤去工事の工期短縮につながるとされています。
またダム工事ならではの重要性として、水圧による影響を受けないようにすること、安全性を確保することが不可欠となります。
ダイヤモンドカッターをワイヤー状にしつらえ、専用の機械で高速回転させながら対象物を切断するという手法です。鉄筋コンクリートはもとより、金属類にも対応でき、切断方法も縦、横、斜めと自在。狭所、高所、水中などでも遠隔操作が出来る、汎用性の高い切断方法であり、ダム工事においても様々な用途に応えてくれると期待できます。
円形のダイヤモンドブレードカッターを用い、切断する面にレールを設置。ダイヤモンドブレードカッターを回転させながらレールに沿って移動させ切断していくというしくみになります。切断可能なのは厚さ50cmまでで対象もコンクリートに限られますが、切断面をキレイに仕上げることができるのが強み。造り直した箇所の表面仕上げに用いることも可能です。
円柱状のドリルである「ダイヤモンドコアビット」を専用モーターで回転させ孔あけを行うという工法になります。大小様々な大きさの孔あけができ、複数の孔を連続させてあけていくといったことにも可能。狭所作業にも対応できるので、特定の箇所をピンポイントで切断するといったニーズにも応えてくれます。
専用機器を用いて、超高圧の水を吹き付けることで対象物体を切断したり、コンクリートを斫る、経年劣化した部分のみを除去するといった用途で活躍します。水圧も用いるためにマイクロクラックが発生しにくいというメリットもあり、健全な部位は活かしながら、劣化した箇所のみを除去するという要望にも対応できます。
日本国内には完成から50年以上が経過し老朽化したダムが多数あり、また治水や利水の政策見直しなどにより、ダムの撤去工事が増えていくものと予測されています。巨大な建設物であるダムの撤去はまず、ダム本体の堤体に穴を開け、上流側の水位を下げることから始め、また川の流れを迂回させるバイパス水路を仮設。その上で、安全性を確保しながら、ダム本体を部分的に解体していくという作業を進めていくことになります。そうした各プロセスにおいて、カッター工事は状況に適した工法で、適宜活用されていくことでしょう。
以上の通り、既存のダムの一部を撤去して造り直すというニーズはもとより、今後は老朽化したダムを撤去する工事のケースも増加していくことが予測されます。ダムの現場におけるカッター工事の依頼も然り。
ダム工事に限らす、よりよい工事業者を探し当てるには、複数の業者を比較し、各社の特徴や強みをリサーチした上で選ぶという作業が欠かせません。富山県にあるさまざまなカッター工事会社を紹介しています。それぞれの会社の特徴をまとめていますので、ぜひ、参考にしてみてください。