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コンクリートの部分解体は、既存建物を活かしながら改修を進めたい場合に有効な工法です。開口部の新設や壁の撤去など、目的に応じて適切な工法を選ぶことが重要になります。
このページでは、富山でカッター工事会社をお探しの方に向けて、主要な部分解体工法とその使い分けについて詳しく解説します。
コンクリートの部分解体とは、既存建物の躯体を残しながら、必要な部分だけを切断・撤去する工事のことです。建物全体を解体するのではなく、改修や用途変更に必要な範囲のみを対象とします。
工場や倉庫などで、稼働を止めずに必要な区画だけを改修したい場合に適しています。改修範囲が限定される分、以下の点が工事の成否を左右します。
境界線の正確な墨出し…切断位置の精度が仕上がりを決める
搬出動線の確保…解体物の運び出しルートの計画
作業時間帯の調整…稼働中の施設への影響をできる限り抑える
残す躯体の保護…解体する部分よりも、残す部分をきれいに保つ
部分解体では「壊す範囲」よりも「残す躯体や設備をいかに守るか」という視点が重要です。そのため、騒音・振動・粉塵を抑える適切な養生と、現場条件に合った工法選びが欠かせません。
コンクリートの部分解体には、目的や現場条件に応じてさまざまな工法があります。ここでは代表的な3つの工法について、その特徴と適用場面を詳しく解説します。
ウォールソー工法は、壁面や床面に専用レールを固定し、ダイヤモンドブレードを走らせてRC構造物を直線的に切断する工法です。
ドアや窓などの開口部を新設する際に適している
壁の部分撤去で切断ラインを正確に管理できる
仕上がり面がきれいで、後処理が少なくて済む
打撃による衝撃が少ないため、稼働中の工場や倉庫でも採用しやすい
水で冷却しながら切断するため、汚泥水が発生します。汚泥の回収・処理まで含めた段取りが重要になります。
ワイヤーソー工法は、ダイヤモンドビーズを付けた鋼線ワイヤーを対象物に掛け回し、高速回転させて切断する工法です。
厚い壁・梁・柱・擁壁など大断面の構造物に対応
ブレードでは届かない厚みのあるコンクリートを切断可能
振動が少ないため、既存構造物への影響を抑えたい現場に適している
切断後の撤去面を比較的きれいに仕上げられる
滑車(プーリー)を設置するスペースと適切な養生が必要です。また、切断後のブロックをどう搬出するか、事前に搬出計画を立てておくことでスムーズに工事を進められます。
コアボーリング工法は、筒状のダイヤモンドビットを使ってコンクリートに円形の孔をあける工法です。孔の使い方によって、大きく2つの用途に分けられます。
1つまたは数カ所の孔を独立してあける使い方です。主に以下の目的で使用されます。
配管や配線を通すための貫通孔の作成
アンカーボルト施工のための下穴あけ
設備更新時の新規配管ルートの確保
孔を一列に連続して並べてあけることで、切断線や撤去の起点を作る技術です。主に次のような特徴があります。
狭い場所でも切り欠きや部分撤去の起点を作れる
開口部の四隅をコア抜きしてから、ウォールソーで切断するなど、他工法の補助として使われることも多い
ワイヤーソーやウォールソーが使いにくい狭小空間での代替手段になる
鉄筋の位置を事前に確認しておくことが重要です。また、湿式工法で粉塵を抑える段取りが必要になります。
コンクリートの部分解体では、「残す躯体をいかに守るか」という視点が最も重要です。目的に応じた工法選びが、工事の品質と効率を左右することを理解しておきましょう。
富山でコンクリートの部分解体を依頼する際は、工事の特徴を理解し、実績のあるカッター工事会社を選ぶことをおすすめします。詳しい情報については、以下のページでご確認ください。