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解体工事では、騒音が近隣住民の生活環境に大きな影響を及ぼすため、適切な対策が不可欠です。この記事では、騒音の発生要因と、法規制、防音対策や周囲への配慮方法について解説します。
解体工事ではコンクリートやアスファルトを削ったり切断したりする作業が必要になることが多く、騒音や振動・粉塵の発生などを避けて通ることはできません。しかしこれらは周辺住民に決して少なくない影響を及ぼしますので、法律でさまざまな規制がかけられています。特に解体工事で発生する騒音については「騒音規制法」という法律で定められています。
騒音規制法とはその名の通り騒音についての規制を行う法律であり、騒音を防止することで住民の生活環境を守ることを目的としています。規制の対象は特定の工場や事業所のほか特定建設作業、自動車騒音、深夜騒音などとなっています。なお、解体工事に関しては午前7時から午後7時までの間の10時間のみ作業ができます。また、騒音の上限は85デシベルまでと定められていますので、この点も注意する必要があります。
解体工事の騒音をゼロにすることは不可能です。どれだ注意を払ったとしても騒音そのものは発生してしまいますので、解体工事を行う際には周辺住民との関係性を構築しておくことが必要です。具体的には着工前にあいさつ回りを行い、近隣トラブルを避けられるような配慮に取り組むとよいでしょう。
物理的に騒音を抑制するための工夫は必須です。具体的には防音シートや厚めの養生を使用するなどの取り組みであり、解体工事の音が外に漏れないための工夫が求められます。しかし資材を使用すればするほど工事にかかるコストを上昇させる要因になるので、予算との兼ね合いで検討する必要があります。
工事に使用する重機を見直すことも騒音防止に貢献します。低騒音型の重機を導入すると通常の重機を用いるよりも騒音を抑えることができるので、新たに重機を購入する予定がある会社やそろそろ買い替えを検討しているような会社はぜひ低騒音型の重機導入を検討してみてはいかがでしょうか。
主としてブレーカー工法とよばれる解体工事方法であり、ブレーカーと呼ばれる先端の杭を振動させることによってコンクリートを破砕する解体工事の工法です。基本的には地盤や壁などのコンクリートにおける部分的なはつりに用いられており、その規模によって手持ちのハンドブレーカーやショベルの先端部につける大型ブレーカーなどを使い分けることになります。ほかの工法に比べると振動も粉塵も騒音も多くなりがちな工法ですので、防音カバーを利用するなど物理的な対策が必要になります。
バースター工法とはコンクリート構造物を静かに解体することができる静的破砕工法です。主として地中基礎や厚みのある壁、床のコンクリートなどを解体する場面で重機との相判作業で力を発揮します。最大250tもの圧力でコンクリート構造物にクラックを入れることができ、近隣に対する騒音の配慮が必要な現場で取り入れられるケースが増えている工法です。鉄筋を切断することはできませんが、細い鉄筋や鉄筋の入っている位置によっては引きちぎることもできる工法です。
カッター工法はコンクリートカッターやダイヤモンドブレートウォールを加圧もしくはショベルの先端に取り付け、コンクリートを切断しながら解体する工法のことをいいます。主としてコンクリート建造物の部分解体に用いられており、従来のはつりや圧砕に比べると切断面の凹凸が少なくなるためきれいに切断することができます。コンクリート解体では切断音や破片の衝撃音が発生してしまうので、防音パネルの設置や静音性の高いカッター・工法を用いるなどの対策が講じられます。
このページではコンクリート解体工事における騒音対策についてさまざまな情報を共有させていただきました。このサイトではほかにもさまざまな場面における工事・工法やその特徴を紹介しています。以下のページでは【工事場面に合った工法・特徴で選ぶ】富山のカッター工事会社を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。